【図解で解説】測定結果の可視化方法|PLC+タッチパネルでトレンドグラフを表示する手順
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順序制御の基本を図付きでやさしく解説!
こんにちは!今回もラダー初心者の方に向けて、やさしく解説していきます。
前回は「SET/RESET命令」についてご紹介しましたが、今回はその応用編ともいえる「JMP/STG命令」の使い方です。
まだご覧になっていない方は、先にこちらの記事を読むことをおすすめします。
JMP/STG命令は、ラダーでシーケンス制御(順序動作)を作成する際にとても便利な命令です。
今回は、エア機器を使った1サイクル搬送動作を題材に、図とラダー付きで使い方を丁寧に解説します。
「あらかじめ決められた順番で機器を動かす制御方式」のことです。
この順序制御をJMP/STG命令を使って実現していきます。
手順 | 内容 |
---|---|
① | MC ~ MCR で処理ブロックを囲う |
② | 起動条件には LDP (パルス)を使用 |
③ | 起動デバイスと MC のデバイス番号を一致させる |
④ | 最後に ENDS 命令で終了処理を入れる |
ENDS
で終了処理命令 | 役割 |
---|---|
JMP@MR000 | ジャンプ命令。対応する STG@MR000 に飛ぶ |
STG@ME000 | ジャンプ先の目印。ここから処理開始 |
JMPは「ジャンプ命令」、STGは「ジャンプ先の目印」です。
以上、JMP/STGを使ったラダーシーケンス制御の基礎解説でした。
何度かラダーを書いてみると、手順ごとの「見える化」ができてとても便利ですよ!
「JMP/STG」は、一連の動作を順序立てて記述したい時にとても便利な命令です。
ぜひ実際の設備制御でも使ってみてください!